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朝凪がSSに挑戦するようです
- 1 :朝凪 ◆diNsmrVb5Y:2013/07/26(金) 00:35:17 ID:XX4w/wW2
- ※SS…ShortStory
※基本俺が小説(?)を書いていく感じ。
※感想、指摘等大歓迎。荒らしはやめてね。
※「貧乏ズルッグの金稼ぎ」の続編だったりする。ただ貧マリとは別。
では>>2から
- 113 :朝凪 ◆diNsmrVb5Y:2013/08/09(金) 22:21:22 ID:XX4w/wW2
- あれは排除令が出た少し前のことだった。
俺は両親と共に遊園地に来ていた。
ピカチュウをあしらったボールプール。完全屋内のコースター。そして大きな観覧車。
あまりにも楽しかった。親も楽しんでる俺を見てまた楽しそうだった。
その帰り道だった。
帰り道を歩いていると、背後からもの凄い唸り声がした。
犬でもいるのか、と思い俺は振り向いた。
それは犬ではなかった。
それは親の2倍ほど大きかった。
それはまるで…そう、竜のようだった。
寒気がした。俺は自分の目に映るその巨大竜が信じられなかった。
それがポケモンだという事にはすぐには気付けなかった。まだ排除令は出ていなかったけれども。
しかし、その竜から発された言葉が俺を正気に戻した。
「…これが、ポケモンというものなのだよ。」
その竜の開いた口には大量の血が見えた。
俺の周囲には両親の荷物が散らばっていた。
「う…うわああああああああああ!!!」
俺は逃げた。純粋に怖かった。
しかし、竜は追ってこなかった。それどころか、反対方向へ飛び去っていった。
「…と、いう事があった。そんな俺にポケモンの良さを説くつもりかお前ら?」
さっきと違って、冷たい視線を送る者はもういなかった。
しかし、誰も容易に口を開くこともできなかった。
「キチキチキチキチキチキチ」
こいつは論外。
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2ミリ秒