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例のあれで小説を書いてみた

1伯爵 ◆rtwBHfH6wY:2014/07/05(土) 10:42:31 ID:F3ZAK79w
 朝から気持よくゲームをしていたというのに、それを邪魔する着信音が部屋に鳴り響いている。
 ゲームを邪魔されて気分が優れないが、取らない訳にもいかないのでゲームを中止し着信に応じた。
「フロッグ、仕事だ」
 電話越しに聞こえた声は、例の如く政府出身のエージェント...ムスカのものだった。
「またお前か。お前のせいでうごメモを中断する羽目になったぞ」
「少しくらいは仕事に精を出してくれ給え」
 俺はムスカに会ったことは無いが、こいつはハゲてると確信した。
「で、仕事は?」
「密かに盗んだ刺激惹起性多能性獲得細胞...小保方春子氏が開発をしていた万能細胞を利用して世界を混乱させている謎の一団の殲滅だ」
「そんなものが実在するのか?」
 そもそもSTAP細胞は存在しないものとメディア及び化学界では言われている。
「STAP研究は当初の定義である外的刺激を与えることのみで体細胞の分化状態の記憶をリプログラミングさせる事には成功していたのだ」
 しかし、とムスカは区切り
「どうやら手続き記憶の一部まで消してしまう副作用までが発生することが判明したのだ」
 なるほどな、とそこで俺は理解した。
「つまり完成はしたが副作用が強くて世に送り出されなかったという事か」
「そういう事だ」
 話を理解した俺は、もう一つの疑問をムスカに問う。
「謎の一団って事は、消す相手もわかっていない状態って訳か?」
「残念ながらその通りだ。しかし、私はSTAP細胞らしき症状が起こっている者を知っている」
 誰かは予想できたが、敢えてここはムスカに問う。
「そいつの名は?」
「佐村河内守。...失った視力を取り戻し、天才的な音楽性を失った哀れな現代のベートーベンさ。彼を当たり給え」


一章の導入部分終わり。
期待されてそうなら書き貯めて出す。

2核砂糖 ◆cWUHGaIhqM:2014/07/05(土) 11:23:57 ID:AYeLtF8w
期待

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datread.php ver1.00.0:20150104 ◆nemuI.oaYM
1ミリ秒